台湾の駅弁で最も有名な「池上弁当」とは何か?味・値段・具材・特徴を解説します。
池上は台湾の米どころとして有名で、池上駅周囲には「池上弁当」が沢山ありますが、
その中で観光客に人気の「正宗池上弁当(悟饕)」と現地の人に人気でガイドお勧めの「家郷池上弁当」を食べ比べてみました。
目次
台湾の有名駅弁「池上弁当」とは?

台湾で有名な駅弁の一つで、わざわざ駅弁を食べるために下車して食べる人も多い台湾で人気の駅弁です。
有名で人気のある駅弁のため、最近ではサイクリングで立ち寄る方・観光ツアー客など国内外から多くの人が池上便當(池上弁当)を食べるために池上を訪れます。
元々は駅のホームで販売されていましたが、現在ではホームで駅弁の行商をする事ができなくなったため店舗での販売になっています。
レトロな包みが鉄道旅行を盛り上げる★おすすめのポイント

池上弁当は昭和を感じさせるレトロな包みが特徴で、日本の駅弁よりも駅弁らしい見た目です。
店舗によって包みも異なっており、昭和初期のような見た目の物からレトロさを残しながらも現在風にアレンジされたものまで様々なものがありました。
池上弁当の特徴は米!品種改良されたコシヒカリ使用!

熱帯又は亜熱帯の気候に適合するように品種改良されたコシヒカリが使用されています。
気温が高いと日本米の栽培は難しく台湾料理に使用されて米は軽い食感の長米(エスニック料理に使われているもの)が多いですが、
池上弁当には私たちが普段食べている日本米のようなお米が使われています。
池上弁当の具と内容|揚げ物が中心のガッツリ系

池上弁当(池上便當)は良い意味でも悪い意味でも何十年も前の日本のフライ弁当を感じさせる駅弁で、どこの池上弁当でも入っている具材はほぼ同じで、
台湾流焼き豚・台湾流トンカツ・八角風味の煮卵・甘いソーセージ・肉のフライ・甘い生姜・漬物が入っています。
お勧めの池上弁当は?味比較!正宗池上VS家郷池上
非常に申し上げにくいのですが、正直に言うと池上弁当は揚げ物に使用されている油の質が悪く、2店とも劣化した油の味と嫌な臭いがして「美味しくありません」でした・・・

【写真中央】時間が経った揚げ物は写真のように油が浸み込んでベッタリとした感じになります。
しかし、味はイマイチですが「池上弁当」は台湾の超有名な弁当で台湾の人には人気のある駅弁で、台湾に来た記念としてはお勧めの駅弁なので是非味わって下さい!
家郷池上弁当・値段80TWD

台湾の軽い食感の米ではなく、日本米と似た食感の米が使用されています。
日本の高級炊飯器で炊くのに比べるとイマイチな炊き加減ですが、まあまあ上手い炊き加減で米が炊かれていました。
家郷池上弁当は地元の人に一番人気の弁当店だとの事でガイドお勧めのお店です。
具は、
- 台湾流焼き豚
- 台湾流トンカツ
- 八角風味の煮卵
- 甘いソーセージ
- たっぷりと衣の付いた肉のフライ
- 漬物
家郷池上弁当の具は揚げ物と肉が中心で、ガツッリ系が好きな方におすすめ。

野菜の炒め物と焼き豚とパクチーのスープが無料で台湾旅行で不足しがちな野菜を摂る事ができます。
ただ、作り置きしているせいか、温かい状態ではなく冷めた状態で提供されるので、揚げ物の油のくどさが目立ち始めている事が欠点。
正宗池上飯包(悟饕池上便當)

台湾らしいスパイスの味がハッキリと感じられ、漬物や肉などの甘みが強く、台湾らしい味で正直日本人の口には合わない。
具は家郷池上とほぼ同じで、
- 台湾流焼き豚
- 台湾流トンカツ
- 八角風味の煮卵
- 甘いソーセージ
- たっぷりと衣の付いた肉のフライ
- 生姜を甘くしたもの
- 漬物
米の炊き加減もイマイチで、
元祖を自認する割には残念な味でした。
まとめ
いかがでしたか?
味はイマイチですが、池上弁当は台湾を代表する有名な駅弁で現地の人だけではなく、日本を含めた外国人観光客にも人気があります。
鉄道旅行をされる方や鉄道ファンの方は台湾の有名駅弁・池上弁当を是非試してみて下さい。
コメントを残す